今日は、日本労働弁護団が毎年2回開いている、労働相談ホットラインの担当をしていました。この相談は、バブルが崩壊した平成2年ころから毎年行われているもので、私は、毎回、相談を担当しています。当初は、「リストラ110番」と名付けられ、解雇や退職強要の相談が多かったのですが、ここ数年は、長時間労働による過労の心配や残業代の未払、それと職場のいじめ、嫌がらせによる心の健康の問題が多かったのです。しかし、状況は変わりました。今日の相談は、解雇や派遣切りという失職の問題が大多数でした。2週間前に愛知県弁護士会が行った「派遣切り110番」でも職と住居を同時に失う悲惨な事例がありましたが、ホント、政治のチカラでセーフティネットを拡げていかないと、恐ろしい世の中になってしまうのでは、と危機感を抱く今日この頃です。