弁護士にとって、時間や期限の厳守というのは、重要なことです。控訴や抗告の期限を徒過した、債権を時効にかからせたというのでは、懲戒にもなります。依頼者から預かったお金を相手方に振り込むのを忘れて懲戒された同期の弁護士もいます。
そうでなくても、たとえば書面の提出期限が定まっているのに、それを遅れて出すとか、裁判所の弁論にもいつも遅れがちに出廷するとか、裁判所や相手方弁護士からはいい感情を持たれるはずがありません。弁護士は多数の事件を同時並行的に処理しなければなりませんから、事件管理、期日管理には神経を使わなければいけません。それには、事務局の助けが当然に必要となります。
なかなか書けない書面もありますが、ともかく期日を守りパンクチャルを信条としていかなくてはいけません。