安倍新内閣が発足した。顔ぶれをみると今の自民党の中心メンバーである麻生、石原、谷垣らを揃えた布陣だが、稲田朋美のような超右翼まで入閣しており、庶民にとっては全く期待出来ない。
とりあえず、来年の参議院選挙までは、経済優先でタカのツメは隠していくだろう。公共事業を復活させて、円安、株高に誘導して、短期的には潤う業界もあるだろう。しかし、生活者、社会的弱者には冷たい仕打ちが待っているし、原発維持、沖縄棄民は変わらず、アメリカのご機嫌伺いが続き、何よりも後を継ぐ若い世代に、いっそう困難な負債を積み上げてしまう「後は野となれ山となれ」の結果が待っているのではないか。
今年の冬は寒さが厳しいが、日本の未来も厳しいと思わざるを得ない。