昨日は、「人権を映画で観る会」主催の映画会で、映画「松川事件」を見てきた。この映画は松川支援運動が高まりを見せる中で、労組や市民のカンパで作られた、山本薩夫監督の映画である。
主任弁護人の岡林弁護士を宇野重吉、大塚一男弁護士を宇津井健が演じている。このほか西村晃、下元勉、永井智雄、沢村貞子など、彼らが老齢になってからTVで見てきた俳優たちのぐっと若き時代が見られて新鮮だった。映画としてはほとんどが法廷シーンで、いわゆる赤間自白がどのようにデッチあげられたのかを理解しやすいようにつくられている。
見に来た人たちも高齢の方が多かったが、このような映画をもっと若い人たちに見られる機会をつくれないものかと思う。