3月21日はダウン症の日だそうだ。22対の常染色体のうち、21番目の染色体が1本余分にあることによって発症する障害である。
今年の4月から実用に供されようとしている血液検査だけの簡易な出生前診断というのは、主としてこのダウン症の子かどうかを判定するものだという。ダウン症の子というのは総じて発達は緩やかであるが、共通の愛嬌ある表情をしている。ダウン症の子を持った親御さんたちは、この子を持って幸せと感じる方が9割以上だという。それでも、優勝劣敗社会だと、障害児が生まれる可能性がわかると人工中絶してしまう方向に新しい出生前診断も使われてしまうだろう。
行き着く先は、「優秀」な精子と「優秀」な卵子を冷凍保存して、「健康」な子宮を持つ女性を代理母として出産してもらうことなのかな??そんな時代はまっぴらゴメンだけど。