109シネマズ名古屋で映画を見てきた。あおなみ線の「ささしまライブ」駅で降りたらスグと思っていたら、駅前は再開発中で、ひとどおりのもないところをテクテク歩いて映画館へ。
ヴィクトル・ユーゴーの「レ・ミゼラブル」をミュージカル仕立てにした映画。というより、ミュージカル「レ・ミゼラブル」を映画にしたものというべきでしょう。
映画自体も3時間近くあるものですが、なにしろ大河小説を1本の映画にしたものだから(内容もかなり変えられているし)話をメチャクチャ端折っています。ユーゴーの原作とは別物の「ミュージカル」として娯しむものなんでしょうね。
冒頭の囚人たちが重労働をしているシーンとか、最後の群衆が蜂起しているシーンなど一つ一つの場面は、映画ならではの見栄えあるものになっているし、ジャンバルジャン役のヒュー・ジャックマンほか俳優の歌声も魅力的ではあるけれど、やっぱり、ミュージカルならナマを劇場で見たいし、映画ならストーリーの納得できる展開が必要だし、全体としてボクには心に入ってこない、いまイチという評価です(ミュージカルを見慣れているヒトなら面白いと思うかも知れません)。
IMAXとかいう映像で、俳優さんのシワの一本一本も精細に映されており、とくに女優さんたちは肌の手入れも大変だなと感じたところです。