9月7日に、日弁連で名張事件の映画とパネルディスカッションがありました。
日弁連の講堂は満席でも500名程度の収容能力しかないのですが、集客能力に劣る日弁連のシンポなどで、満席になることは滅多にありません。
それが、この日は席が足りなくて、あわてて椅子を増設する騒ぎとなりました。
映画「約束」が無料上映されるということもありましたが、パネリストとして樹木希林さんをお呼びしたことが大成功でした。
樹木希林?あのフジカラーのCM?内田裕也との長期別居?もっくんの姑?冤罪事件とはあんまり縁もゆかりもないヒトですよ。ま、映画で奥西勝さんの母タツノさんの役を演じていますけどね。
それが、パネルでは、この人に登壇していただいてよかった、と心から思いました。
なにしろ、弁護団長や映画を監督した斉藤さん、司会の江川紹子さん。みな真面目な人ばかりで面白みがない。それが、希林さんがしゃべると会場に笑いの渦が巻き起こる。
それと、希林さんて、TVでは不美人の代表のようにあつかわれているけれど、やはり女優さんで、とても70過ぎの老女にはみえません。身のこなしなどをみていると、きれいな可愛らしい人という感じです。
弁護団一同、奥西さんの生還に、いま一度気合いを入れ直す、いい機会となりました。