いよいよ都知事選である。
名護市長選に続いて、安倍政権の暴走をストップさせるような有権者の判断が期待される。
反原発の候補として宇都宮、細川が出馬し、票が割れることを心配する向きもあるが、
都政で重要課題となるのは原発問題だけではないし、
細川・小泉連合に憲法的価値を守り、弱者を大切にする政治は期待できないから一本化はもともと無理である。
原発訴訟に深く関わっている河合弁護士や鎌田慧が反原発最優先で「当選可能性」を考慮して細川支持をするのもわからないではないが、たとえ小泉の支持があったにせよ、もう後期高齢者である細川にそれほど集票力があるんだろうか。
宇都宮も前回、社共に未来の党やみどりの党まで乗っかった割には、あまり票が伸びなかったし、細川に票が流れると田母神とどっこいどっこいの成績になるかも知れない。脱原発派、護憲派も湯浅誠とか伊藤真とか、もっと清新な40代、50代の候補者が出てきてくれたらいいのにとも思う。
それにしても、連合東京が舛添を支持するというのは、まぎれもなく原発維持・推進の立場からだろう。労働組合としては情けないというほかないし、自民党を足蹴にして除名された舛添を、自民党がかつぐという戯画も興ざめではある。